わいわいパーク黒松
| 開催地 | 宮城県仙台市泉区黒松 |
| 利用施設 | 仙台市立黒松小学校 |
| 開催日 | 水・土曜日・夏休み・冬休み |
| 開催回数 | 39回 |
| 参加者 | 204名・年間延1,274名 |
| 指導者 | 49名・年間延べ274名 |
| 主な活動 | 子ども自身が自由に遊ぶ自由広場、卓球などのスポーツパーク、体育館自由開放、多彩な遊び教室 |
| 教室の特徴 | 共催・黒松市民センター、協力・黒松小学校、黒松児童館、PTA、黒松校区子ども会育成会、黒松社会学級 地域諸団体と連携し保護者を中心に子どもの居場所、子どもと大人の交流の場を作る。 |
平成17年11月に試行として始まったわいわいパーク黒松。今年度は、放課後子ども教室モデル事業に参画し、より充実した活動となった。安全に、異学年の子ども同士が関わり合い、多彩な遊びの経験が出来る、多くの地域の人との交流の中で大人も子どもも共に学び多くの価値観に出会い、育ち合う場として楽しく活動している。
★子育て支援・・児童館協力★黒松校区では児童数の増加により、児童館の児童クラブに3年生が通えないという実態があった。わいわいパークに参加するお母さま方から「子ども教室に通うと子どもを少しでも留守番させないで済むし安心」という声が多く寄せられていたためモデル事業の意義の一つとして、児童館待機児童の受け入れを決めた。黒松小学校の児童1〜3年生で保護者、特に母親が就業しているお子様を対象に、登録制で教室定員の1/3を目安に募集した。その結果、今年度は16名のお子さまが毎回元気に参加している。
♪♪ 自由広場 ♪♪子ども自身が好きなことを決めて好きな相手と自由に遊ぶ日。将棋やオセロ、チェスやトランプ、絵描き、塗り絵、ドミノと自由な遊びが繰り広げられている。クラスや学年を越え同じ遊びを通して関わる中で、新しい友達が出来た、片付けや掃除など自分たちで取り組む意識が出てきた、遊べない子どもに回りの子どもが教えてあげた、遊びをリードしたりズルイ子どもに注意するボス的存在の子どもが出て来たなど様々な変化が生まれて来た。遊びの上手い子や得意な子のことを認めてあげたことで、反対に自分の好きなこと得意なことで自信をつけ活発になった子どもも居る。遊びの勝ち負けやケンカのトラブルでは、互いに言い分を聞く、譲り合う、順番を決めるなど、大人にすぐ言いつけるのではなく子供同士で解決しようとする動きも出てきた。互いに協力して遊びを続ける試行錯誤がいっぱいである。顔なじみになったボランティアや大人を自分から遊びに誘う子どもも居る。自由広場はこのように、関わり合いの中から遊び方や社会のルール、コミュニケーションの仕方を少しずつ体験し学んでいける良い機会になっている。
◆◆体育館自由開放・・黒松小学校施設管理運営委員会協力◆◆PTA主催だった“安全な遊び場の提供”を2年続けてわいわいパークで実施している。土曜日を中心に体育館を開放し、大人も子どもも入り口で氏名、住所、入退室時間などを用紙に記入。ボランティアは首に笛をかけ、危ない遊びや不審者の侵入に注意を払う一方、子どもに誘われて遊びの輪に加わることもある。公園と同様に友達や家族と誘い合って遊びに来る気軽さが良いのか、親子連れ、兄弟姉妹、友達、幼児、そしてお父さんの姿も多い。また、放課後は授業が長いため参加が少ない6年生がたくさん参加してくれることも特徴となっている。ドッジボールやバスケット、なわとびなど思い思いに楽しんでいる。
◆◆学習アドバイザー◆◆以前から『自由広場は宿題をしても何をしても自由』と銘打っていた所、集まって来た子どもたちが自主的に宿題をするようになっていた。モデル事業の一環として、宿題、自主学習の支援のため学習アドバイザーを導入した。両手を広げて数える1年生、乱雑な字、繰り上がり計算の間違いなど、アドバイザーの出番は意外に多い。退職教員、有資格者、教職を履修中の大学生、5年生以上の保護者など9名が交替で担当している。
★多彩な遊び講座・・市民センター協力★
低学年は初めての調理に目が輝くおやつ作り。地域の達人の人気マジック。趣味を生かしお母さん方が講師として登場する手芸、クラフト。七夕作りやお正月遊び(すごろく、羽子板、福笑いなど)伝承遊び(こま、剣玉、おはじき、あやとり)は毎年恒例の遊び。手作りおもちゃは簡単で楽しく作って、その後それでいっぱい遊べるのが人気。パソコン、ヨガ、集団遊び、手話などは定員を上回る申し込みが有り、同じものを何回も実施するなど工夫している。大人も子どもも多彩な遊びを楽しんでいる。
◆スポーツパーク・体育指導員協力◆
放課後に体育館などで一輪車、バドミントン、バスケット、卓球などの運動遊び。当たり面が大きい下敷きを使用した卓球は、低学年や保護者と一緒に参加した幼稚園児(児童の兄弟)も楽しめる。勝手に新ルールが登場?情け容赦ないスマッシュもどき、壁や床も駆使し大人も子どもも歓声を上げながら遊んでいる。
★★今年度は、モデル事業になったことで、学校や児童館、市民センターなどとの連携がより進んだことは大きな収穫であった。また、活動3年目に入り、子どもの縦と横の関係・つながりが少しずつ見えてきた、色々な子どもが集まり出会った子ども同士で遊ぶ場所だという、子どもの認識が出来てきた、大人からの声がけや遊びへの参加に対して臆せず自然に受け入れむしろ喜んで遊ぼうとするなど、交流の場所としての基礎が見えてきたと思われる。子どもも大人も遊び場や安全面、子どもの遊びや経験を広げる、友達関係、子供同士や大人との触れ合い、子育てや子どもへの理解、大人自身の楽しみなど、多様なメリットや楽しみを感じているようだ。たくさんの子どもの笑顔に励まされながら、子どもと大人、社会を繋ぎ、子どもにとって心安らぐ楽しい居場所になるよう、スタッフ一同、放課後子ども教室の意義を一つ一つ確かめながら、運営していきたいと考えている。
